伝統技法

伝統技法

工具と漆。実用と鑑賞。その一見、相反する価値に通じるのが「京の美意識」。歴史を振り返っても、「漆」は数多くの道具に彩りを与え、人々を楽しませてきた。その系譜として選ばれたネプロス漆ラチェットハンドルの七種の図柄は、極めて正統な伝統的技法によって、一振り一振り描かれている。

  • 置目

    蒔絵の仕上がりに大きな影響を与えるのが、漆器に下絵を写し取る「置目(おきめ)」の工程。
    薄手の紙に描いた絵柄を水毛と呼ばれる先端が極細の筆(鼠や猫の毛で作られる)で裏面からなぞり、漆器の表面に押し付け、刷毛でしごいて転写する。

  • 粉入れ

    写し取った下絵を元に絵漆で縁を描き、ムラなくごく薄く地塗りを行って文様をかたどり、漆が落ち着いたところで、粉筒を使って「粉入れ」を行う。
    漆が乾き切る前に、金属粉を蒔いて文様を定着させることから「蒔絵」という呼び名がついた。

  • 描割

    「描割(かきわり)」は、蒔絵の表現技法のひとつで、文様と文様が接する間に隙間を空けることで輪郭線を表す。
    重なる文様に同時に粉を蒔くと線がはっきりと出ないことがあるため、段階的に地塗りと粉入れを行いながら、一定の隙間を保つようにする。

  • 研ぎ出し

    粉入れした後の文様に漆を塗りかぶせて研ぎ出す「研出蒔絵」や、文様だけに透け漆を塗って研磨する「平蒔絵」と、技法によって研ぎ出しの手法や道具は分かれるが、木炭などの表面が微細な粒子のものを工程に合わせて随時、加工しながら仕上げていく。

  • 切り出し

    ネプロス漆ラチェットハンドル「源氏車」には、蒔絵と併用して「螺鈿(らでん)」と呼ばれる貝の光沢層を板状に切り出したものを使用する装飾技法が用いられている。
    「流紋唐草」の絵柄に使う錫板も同様に職人が丹念に切り出し、文様として仕上げている。

製造工程

製造工程

ネプロスが持つ美しいフォルムは、京の伝統を現代へと伝える漆の匠の心をつかんだ。KTCが切り開こうとする新たな地平、「機能美×伝統美」。そこに求められるクオリティに応える佐藤喜代松商店は、漆を知り尽くしたエキスパートであり、同時に、漆に新たな価値を与えようとするチャレンジャーでもある。

  • 選別

    一口に「漆」と言っても、その特性は産地によって様々。
    古くから漆の精製・販売を行う佐藤喜代松商店では、中国・東南アジアなどの輸入品が主流である現在でも、供給が少なく貴重な日本各地の国産品を積極的に使用し、仕上げにこだわりを見せる。

  • 貯蔵

    樹液から異物を取り除いた生漆(きうるし)は冷暗所で保管される。産地のみならず、ウルシノキから採取した時期や採取した職人によっても個性があるという。
    注文や工程に合わせて最適なコンディションの漆を選別、精製できるのが佐藤喜代松商店の強み。

  • 撹拌(なやし)

    漆の精製は大きく二つの工程に分けられる。まずは綿などで不純物を取り除きながら、成分を分散させ、全体を均質な状態にする撹拌。
    漆を塗る際のなじみや、乾燥後の塗膜表面の凹凸を無くすなど重要な工程なので、生漆の状態を見極めながら慎重に行う。

  • 減水(くろめ)

    均一な状態になったら、撹拌を進めながら水分量を減らす減水の工程に移る。
    この際に鉄分を加えるなど用途にあった処理を行う。
    漆の特性の一つである硬化を促す酵素を活かすために、佐藤喜代松商店では加熱しない独自の精製法を用いている。

  • 加工

    ネプロス漆ラチェットハンドルに使用されるのは、佐藤喜代松商店が開発したMR漆。
    漆本来の特性を活かし、グリップ部に採用された黒檀の手触りにさらなる艶を与え、ネプロスの独自のくびれやエッジに華やかさを与える職人の技を支えている。

how to order 注文方法

  • ,電話・メールにてお問い合わせお問い合わせ後、3営業日以内にお電話にてご連絡差し上げます。
  • 見積書・発注書の送付お電話にて確認させて頂いた内容を元に見積書・発注書を作成し、送付します。
  • H注書のご返信ご契約内容をご確認頂き、発注書に必要事項を記載の上ご返送ください。 
  • て金(銀行振込)ご発注後7日以内に指定の銀行口座へお振り込みください。
  • ダ宿覆里届けご発注後約1〜3ヶ月で発送いたします(商品・数量により異なります)。

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